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「今のままの自分ではダメだ」と思っているあなたへ

ただ、これまで頑張ってきた分だけ、自分を許すことを後回しにしてきただけなのかもしれません。

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QUIET COUNSELING NOTE

「今のままの自分ではダメだ」と
思っているあなたへ

頑張ってきた人ほど、自分を認められない

夜、布団に入ってから、今日あったことを振り返る。誰かに言われた一言が、いつまでも頭から離れない。「もっとちゃんとしなきゃ」「私はまだまだだ」——そんな声が、静かに、でも確かに、心の中で響いていないでしょうか。

たとえば、ある女性は、職場でもプライベートでも「できる人」として頼られていました。頼まれごとは断らず、周りの期待に応え続け、傍から見れば順調そのもの。けれど本人だけが知っていたのは、家に帰ってから感じる、言葉にできない疲労感でした。「こんなに頑張っているのに、なぜか自分を好きになれない」。その違和感を抱えたまま、何年も過ごしていたそうです。

あるいは、ある男性は、大きな失敗をしたわけでもないのに、いつも「次は大丈夫だろうか」という不安がつきまとっていました。会議で発言する前、家族に何かを伝える前、心のどこかで自分にブレーキをかけてしまう。勇気を出したいのに、出せない。そんな自分を、また責めてしまう。

もし、これらの話に、少しでも心当たりがあるなら。それは、あなたが弱いからでも、能力が足りないからでもありません。ただ、これまで頑張ってきた分だけ、自分を許すことを後回しにしてきただけなのかもしれません。

「自信を持つ」とは、変わることではなく、気づくこと

自信や勇気というと、何か新しい自分に生まれ変わることのように感じるかもしれません。けれど、カウンセリングの中で起きていることは、少し違います。

多くの場合、必要なのは「変わること」ではなく、「すでにあるものに気づくこと」です。

たとえば、ある方は、カウンセリングの中で、これまで自分がどれだけの重荷を、誰にも気づかれないまま背負ってきたかを、初めて言葉にしました。話しながら涙がこぼれ、その涙とともに、「私、本当によくやってきたんだな」という実感が、静かに湧いてきたそうです。誰かに認めてもらったからではなく、自分自身の言葉で、自分の歩みを振り返ったからこそ、生まれた実感でした。

自信は、誰かに与えられるものではなく、自分の中に眠っている実感を、自分自身で掘り起こすことで育っていくものです。カウンセリングは、その掘り起こす作業を、安心できる場所で、一緒に行うための時間です。

今のままでもいい、という感覚を取り戻す

「今のままでもいい」というのは、努力をやめることでも、現状に甘んじることでもありません。むしろ、これまでの自分の歩みを否定せずに認めたときに初めて、次の一歩を自然に踏み出せるようになる、という感覚に近いものです。

心理劇(サイコドラマ)やロールプレイといった体験的な手法を用いたカウンセリングでは、頭で考えるだけでなく、実際に身体を動かし、場面を再現しながら、自分の感情や関係性に触れていきます。言葉だけでは届かなかった気持ちに、身体を通してアプローチできることも、この方法の特徴の一つです。

ある方は、長年苦しんできた対人関係の場面を、ロールプレイの中で再現してみたことで、これまで気づかなかった自分の本当の気持ちに触れることができました。「ずっと我慢してきたけれど、本当は違うことを望んでいたんだ」と気づいた瞬間、肩の力がふっと抜けたと話してくれました。

迷っているなら、それは前に進みたい証拠

カウンセリングに来ようかどうか、迷っている。その迷い自体が、実は大切なサインです。何も感じていなければ、迷うことすらありません。迷っているということは、心のどこかで「このままではいたくない」「もう少し楽になりたい」と願っている証拠なのだと思います。

最初の一歩は、大きな決意である必要はありません。「話を聞いてもらうだけでもいい」「まずは相談してみる」という、小さな気持ちで十分です。

これまで、たくさんの頑張りを重ねてきたあなたに必要なのは、さらに頑張ることではなく、その頑張りを、誰かと一緒に、静かに認め直す時間なのかもしれません。

もしよければ、その最初の一歩を、
私たちと一緒に踏み出してみませんか。

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