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こどもの発達を見守るために知っておきたいこと。

子どもの「できる」、「できない」に、一喜一憂しないために。

夏休みに入りましたね。

のんびりしているけど、2学期から大丈夫か… 心配はつきないですよね。

集団生活では、その年齢に応じや社会や生活上の基準や規範があり、その基準に適応することが求めらえる、という一面もあります。

そうした社会適応という視点から、子どもへの、「出来・不出来」や「得意、不得意」の評価(相対的な評価)が生じます。

一方で、この子を基準(絶対的な評価)にした評価という視点も大切にしていきたいものです。

例えば、ボールを投げて遊ぶ。

A君は、目標に向かってうまくボールを投げられなくて、足元にボールを叩きつけてします。この年齢からしたら、投げ方が悪い、目標が定められない、動作のプランニングができていない。だから、投げる“苦手さ”がある。と評価されてしまう。確かに、この子の「できる」を育て、生活を豊かにするためにはこうした視点は大切です。

しかし、2か月前までボールを投げたことがなかったとしたら。大人の誘いに従って、勇気を振り絞って投げたとしたら…

投げた直後にどや顔して、鼻の穴を膨らませて、「どうじゃ!」と言わんばかりの自慢げな表情をする。こちらも「やるなー」と言葉をかけて、なんだかワクワクさせてもらう。そしたら、A君はもう一回ボールを手に取り(自信に裏打ちされたモチベーション!)、今度は投げる前に3メートル先の目標をチラリと見てから、力強いスローイング!ボールを1.5メートル先の床に投げつけて「どや顔!」。

どうですか、この成長ぶり!

みんなと比べて…大人の評価が偏ると、その子の課題、その子の良さを見失ってします。

発達支援とは何か。彼はいつも教えてくれます。

…Aくん、大好き。

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