新着情報

「心配しても仕方ない」と分かっていても、不安が消えないあなたへ

長年繰り返してきた不安のパターンを、自分一人で客観的に見つめ、対話していくのは簡単なことではありません。特に、不安が強く、日常生活や仕事に影響が出ている場合は、専門家と一緒に、その不安がどんな経験から生まれ、何を守ろうとしているのかを丁寧にひもといていくことが、大きな助けになります。

不安になりやすいあなたへ―不安との新しい付き合い方

「心配しても仕方ない」と分かっていても、不安が消えないあなたへ

「心配事の9割は起こらない」「なるようになる」――そんな言葉を、これまで何度も目にしてきたのではないでしょうか。頭では分かる。理屈も分かる。でも、実際には不安が軽くなるわけではない。むしろ「こんなに分かっているのに、まだ不安になる自分」を責めてしまう。そんな経験はありませんか。

今日は、その「分かっているのに消えない不安」の正体を、心理臨床の視点から少し掘り下げてお伝えします。

なぜ「大丈夫」と言われても不安は消えないのか

それは、不安が「間違った考え方」なのではなく、あなたを守るために働いている「心の一部」だからです。不安は、あなたを困らせるために存在しているのではなく、これまでの人生の中で、あなたを傷つきから守るために育ってきた、いわば心の「防衛係」のような働きなのです。

例①:会議前の不安 明日の会議のプレゼンを控えたAさんは、前日の夜から「失敗したらどうしよう」「変なことを言ってしまったら」と何度もシミュレーションしてしまい、なかなか眠れません。これは「気にしすぎ」ではなく、Aさんの心の中にある慎重さが、過去に人前で恥をかいた経験から、同じ痛みを二度と味わわせまいと必死に先回りしているのです。
例②:子どもの安全への過剰な心配 公園で遊ぶわが子から片時も目を離せないBさん。「そんなに心配しなくても」と周りから言われても、頭では分かっていても目が離せません。Bさんの中にある強い警戒心は、子どもを危険から守るという大切な役割を、全力で果たそうとしているのです。

このように、不安になる自分を「弱い自分」「ダメな自分」として切り離すのではなく、あなたを守ろうとしてきた一つの働きとして捉え直すことが、不安と付き合う第一歩になります。

不安な自分への、新しい向き合い方

不安を感じているとき、その気持ちに対してこう問いかけてみることを大切にしています。

「いつも私を守ろうとしてくれて、ありがとう。」
「でも、今はそこまで頑張らなくても、私は大丈夫。」
「私には、対処していく力があるから。」

これは、不安を否定したり、押さえつけたりすることではありません。まず不安という気持ちの存在と役割を認め、感謝を伝えたうえで、本来の落ち着いた自分として、不安な気持ちと少し距離を取り、バランスを取り戻していくという向き合い方です。

例③:対人関係での見捨てられ不安 友人からのLINEの返信が少し遅いだけで「嫌われたかもしれない」と不安になってしまうCさん。この不安な気持ちに対して「いつも人間関係を守ろうとしてくれてありがとう。でも今回は、少し待ってみても大丈夫だと思うよ」と心の中で語りかけてみる。すると、不安に飲み込まれるのではなく、不安と少し距離を置いて、自分で選んで対応できるようになっていきます。

「心配しても仕方ない」と頭ごなしに納得しようとするのではなく、「不安になっている自分の気持ち」と対話をする。この一つの視点の転換だけで、同じ不安でも、感じ方や付き合い方が大きく変わってくることがあります。

一人で向き合うのが難しいと感じたら

とはいえ、長年繰り返してきた不安のパターンを、自分一人で客観的に見つめ、対話していくのは簡単なことではありません。特に、不安が強く、日常生活や仕事に影響が出ている場合は、専門家と一緒に、その不安がどんな経験から生まれ、何を守ろうとしているのかを丁寧にひもといていくことが、大きな助けになります。

みんなの心理相談室 cont-eでは、臨床心理士・公認心理師が、心理療法の知見を活かしながら、あなたの不安に寄り添うカウンセリングを行っています。「こんなことで相談してもいいのだろうか」と迷っている方こそ、どうぞ安心してお越しください。

不安と、少し違うかたちで向き合ってみませんか。

みんなの心理相談室 cont-e(浜松市・三方原町)

お気軽にお問い合わせください。

みんなの心理相談室 cont-e 臨床心理士

株式会社コンテ
https://cont-e.com/


〒433-8105 静岡県浜松市中央区三方原町614-1
TEL:080-9113-2275