赤ちゃん・幼児期の「体を動かす」ことが、心の発達にとって大切な理由
体を動かすこと、いろいろな感覚を受け取ること——これらは、赤ちゃんの時期から幼児期にかけて、お子さんが「自分とは何か」を知り、「人とどう関わるか」を学んでいく、一生の土台になる大切な経験です。
赤ちゃん・幼児期の「体を動かす」ことが、心の発達にとって大切な理由
「まだ小さいのに、体を動かすことが心の発達に関係あるの?」
そう思われる方も多いかもしれません。でも実は、赤ちゃんが手足をバタバタさせる時期から、よちよち歩きやハイハイ、公園を走り回るようになる幼児期まで、一つひとつの動きが、「自分」という感覚や、まわりの人とのつながりを育てる、とても大切な土台になっているんです。
🖐 体を動かすことは「自分を知る」第一歩
たとえば、赤ちゃんが偶然自分の足を口に入れたとき——「足を触られた感覚」と「口で触っている感覚」が同時にやってきます。この“ぴったり重なる感じ”こそが、「これは自分の体なんだ」と初めて実感する瞬間です。幼児期になり、階段の上り下りやジャングルジムに挑戦する中でも、「自分の体はここまで動く」という感覚は少しずつ更新されていきます。
抱っこして体を揺らしてあげる、手足を優しく動かしてあげる、一緒に体を使った遊びをする、といった日々の関わりが、お子さんが「自分の体の輪郭」を知っていく大切な機会になっています。
🔔 いろいろな感覚が「つながる」ことで生まれる自信
たとえば、ガラガラのおもちゃを振ったとき、赤ちゃんは「音が聞こえる」「手に振動が伝わる」「動いているのが見える」という感覚を同時に受け取っています。幼児期になると、ボールを蹴って転がる様子を目で追ったり、ブロックを積んで崩れる音を聞いたりと、体験の幅がぐんと広がっていきます。
これが積み重なることで、「自分がやったから、こうなった」という感覚——のちの「自分でできた!」という自信につながる感覚——が少しずつ育っていきます。おもちゃを一緒に振ってあげたり、「鳴ったね〜」「転がったね〜」と声をかけてあげたりするだけでも、この学びを後押しできます。
🤱 体を通したやりとりが「人を信じる力」を育てる
赤ちゃんが泣いたとき、抱き上げてゆらゆら揺らし、優しく声をかける——このときお子さんは、揺れる感覚・肌のぬくもり・お母さんの声を同時に感じています。幼児期になっても、転んで泣いたときに抱きしめてもらったり、高い高いをして一緒に笑い合ったりする体験は、同じように大切な意味を持ち続けます。
「不快だった気持ちが、誰かのおかげで安心に変わった」というこの体験の繰り返しが、「困ったときは誰かが助けてくれる」という、人への信頼の土台になっていきます。特別なことをする必要はなく、いつもの抱っこや声かけそのものが、立派な心の栄養になっているんです。
🎈 例:くすぐり遊びや追いかけっこに詰まっているもの
赤ちゃん期の何気ない「くすぐり遊び」も、幼児期の「追いかけっこ」や「かくれんぼ」も、実はたくさんの感覚が詰まった発達の機会です。触れられる感覚、お母さんの表情を見る視覚、笑い声を聞く聴覚、体を動かすときの平衡感覚——これらが一度に体験されることで、お子さんは自分の「楽しい」という気持ちの輪郭を知り、同時に「一緒に楽しんでくれる人がいる」という安心感も味わっています。
まとめ:特別なことより、日々の関わりが大切
体を動かすこと、いろいろな感覚を受け取ること——これらは、赤ちゃんの時期から幼児期にかけて、お子さんが「自分とは何か」を知り、「人とどう関わるか」を学んでいく、一生の土台になる大切な経験です。難しいトレーニングは必要ありません。抱っこ、声かけ、一緒に体を動かして遊ぶこと——日々の当たり前の関わりの一つひとつが、お子さんの心の発達を支えているのです。
目とカラダの発達教室 cont-e では、こうした感覚統合や運動発達の視点から、お子さん一人ひとりに合わせた発達支援を行っています。
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