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「頭の使い方」が育つと、子どもの毎日はこんなに変わる

「頭の使い方」が育つと、子どもの毎日はこんなに変わる | 目とカラダの発達教室 cont-e
子育て・発達

「頭の使い方」が育つと、
子どもの毎日はこんなに変わる

― 情報を受け取り、考え、伝える。この3つの力が人生を支える

目とカラダの発達教室 cont-e 桐生 大輔

「うちの子、頑張っているのに、なんでうまくいかないんだろう」

そう感じたことはありませんか。でも多くの場合、問題は努力の量でも、やる気でもありません。

「頭の使い方」そのものが、まだ十分に育っていないだけかもしれません。

人が何かをするとき、頭の中では大きく3つのことが起きています。「情報を正しく受け取る」「受け取ったことをもとに考える」「考えたことを言葉や行動で表す」――この3段階が、学校でも、人間関係でも、将来の仕事でも、毎日使われています。

今回は、この「頭の3つの動き」がそれぞれどんな力からできているか、そしてそれが育つと日常がどう変わるのかを、具体的にお伝えします。

大切な考え方

「頭の使い方」は、生まれつきで決まらない

かつて「知能は生まれつきで変わらない」と思われていた時代がありました。でも今では、脳は適切な関わりがあれば、何歳からでも変化し続けることができると、世界中の研究が示しています。

「この子はこういう子だから」「うちの子には無理」――そう思う必要はありません。「頭の使い方」は、日々の小さな経験と関わりによって、着実に育てることができます。それが、cont-eのレッスンで大切にしていることです。

ステップ

Step 01 — Receiving

「受け取る」力― 情報を正しくキャッチする

まず最初の力は、目や耳から入ってくる情報を「正確に、もれなく受け取る」ことです。これがうまくできないと、話を聞き間違える、問題文を読み飛ばす、細かいところを見落とす、といった形で現れます。

受け取る力①

ちゃんと見る・聞く

「なんとなく」ではなく「正確に」情報を受け取る力。字を読み飛ばさず、話の細部を聞き取れる。

受け取る力②

順序よく情報を集める

バラバラに見るのではなく、端から順番に確認する力。見落としなく全体を把握できる。

受け取る力③

「いつ・どこで」を整理する

時間や場所の感覚をもとに情報を整理する力。スケジュールを理解する、地図を読む、など。

受け取る力④

聞きながら覚えておく

話を聞きながら、前の情報を頭に保っておく力。先生の指示をメモしながら次の言葉も聞ける。

先生が「教科書の34ページを開いて、3段落目を読んでください」と言った。

この短い指示の中には、ページ番号・場所・作業内容という3つの情報が入っています。これをすべて正確に受け取るだけで、「受け取る力」の複数の側面が必要になります。

この力が育っていないと、慌てて動いてから「あれ、何ページだっけ?」となりやすくなります。

ステップ

Step 02 — Thinking

「考える」力― 頭の中で組み立てる

受け取った情報をもとに、頭の中で「どういうことか」「どうすればいいか」を組み立てるのが「考える力」です。これが思考力の核心であり、最も差が出やすい部分です。

考える力①

「何が問題か」をつかむ

解き始める前に、「何を聞かれているのか」を正確に理解する力。問題の意味を誤解しない。

考える力②

比べて違いを見つける

2つ以上のものを並べて、どこが同じでどこが違うかを見つける力。整理・分類が得意になる。

考える力③

「もしも」で先を読む

「もしこうしたら、どうなるか」を考える力。計画を立てる、リスクを予測する、などに使う。

考える力④

「なぜ」を説明できる

「こう思う理由は〇〇だから」と筋道立てて話す力。意見に根拠を持てる。

考える力⑤

「前と似てる」に気づく

過去に学んだことと今の状況の共通点を見つける力。「あのときと同じだ」で応用できる。

考える力⑥

動く前に一度立ち止まる

衝動的に答えたり行動したりするのではなく、まず考えてから動く力。ミスが大幅に減る。

「考える力」が思考力の中心
どれほど正確に情報を受け取っても、どれほどうまく言葉にできても、この「考える」という中間の工程が育っていなければ、深い思考は生まれません。この力こそが、勉強でも人間関係でも仕事でも、最も土台になる部分です。
ステップ

Step 03 — Expressing

「伝える」力― 考えたことを外に出す

頭の中で考えたことを、言葉や行動として外に出すのが「伝える力」です。「頭ではわかっているのに、うまく言えない」「考えているのに、答えが出てこない」という経験は、この段階に課題があることが多いです。

伝える力①

相手にわかる言葉で話す

「なんとなく」「あれ」「うーん」ではなく、具体的な言葉で正確に伝える力。

伝える力②

出す前に一度確かめる

答えを言う前に、「これで合ってるかな」と確認する力。衝動的な発言や誤答が減る。

伝える力③

頭の中のイメージを再現する

考えていることや見えているものを、図や言葉で正確に表す力。「説明するのが苦手」が変わる。

「わかんない」「別に」「なんか嫌だった」――子どもがこういう言葉で終わらせてしまうとき、それは気持ちや考えを言葉にする力がまだ育ち途中のサインかもしれません。

「伝える力」が育つと、「あのとき〇〇されて、悲しかった」「こう思うんだけど、どう思う?」という言葉が自然と出てくるようになります。


Real Life

この3つの力が育つと、日常の何が変わるのか

「受け取る・考える・伝える」のそれぞれが育つことで、生活のあらゆる場面が変わっていきます。勉強、友達関係、将来の仕事、そして自分自身の気持ちの扱い方まで。

📚

勉強・学習場面

問題文を正確に読み(受け取る)、何を求められているかを把握して解き方を組み立て(考える)、答えを書く前に見直す(伝える)――この3つがそろって初めて「学力」は発揮されます。

例:算数の文章問題でつまずく子の多くは、計算力ではなく「問題文を正確に読む力」や「何を求めるかをつかむ力」に課題があります。

💼

将来の仕事・社会生活

「もしこうなったら?」と先を読み(考える)、状況を整理して選択肢を比べ(考える)、相手にわかる言葉で提案する(伝える)――ビジネスで求められる力はすべてこの3段階からできています。

例:会議で的確な発言ができる人は、他の人の意見を正確に聞き(受け取る)、素早く整理して(考える)、簡潔に言葉にする(伝える)ことが自然にできています。

🤝

友達・人間関係

相手の言葉を正確に聞き(受け取る)、相手の立場に立って考え(考える)、思いやりを持って言葉を選ぶ(伝える)――この流れが自然にできる子は、豊かな人間関係を築きやすくなります。

例:「でも!」とすぐ言い返してしまう子は、「一度立ち止まる力」が育つことで、まず相手の話を聞いてから自分の気持ちを伝えられるようになります。

🌱

気持ちの整理・自分を知る

「なぜ自分は今こう感じているのか」に気づき(受け取る)、気持ちの原因を考え(考える)、適切に表現する(伝える)――これは感情をうまく扱う力そのものです。

例:「なんか嫌だった」しか言えなかった子が、「あのとき〇〇されて、悲しかった」と話せるようになることは、心の安定にも深くつながります。


まとめ

3つの力と、育つことで変わること

力の種類 具体的にどんな力? 育つと変わること
受け取る力 正確に見る・聞く、順序よく情報を集める、聞きながら覚えておく 話を聞き間違えない、見落としが減る、複数の指示を同時に処理できる
考える力 問題の意味をつかむ、比べる、先を読む、理由を説明する、動く前に立ち止まる 計画して動ける、失敗の原因を振り返れる、根拠を持って話せる
伝える力 わかる言葉で話す、出す前に確かめる、頭の中を言葉や図で表す 気持ちや考えを言葉にできる、確認してから答えられる、相手に伝わる表現ができる

「どんな困難があろうと、人は変わることができる。人間の頭の働きは、適切な関わりによって、一生変化し続けることができる」

大切なのは、「今できないこと」を嘆くことではなく、「今からどう育てるか」を考えることです。

この3つの力は、特別なトレーニングだけで育つものではありません。
日常の何気ない会話の中で、「どうしてそう思ったの?」「次はどうしたらうまくいくかな?」と問いかけること。その積み重ねが、10年後・20年後の「自分で考えて動ける力」をつくります。

目とカラダの発達教室 cont-eでは、
「受け取る・考える・伝える」の
3つの力を育てるレッスンをしています。

「もっと自分で考えられる子になってほしい」「気持ちをうまく言葉にできるようになってほしい」そんな願いを、一緒に育てていきませんか。

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