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毎日の「できた」が、そのままトレーニングになっています

子育て・療育のヒント

毎日の「できた」が、
そのままトレーニングになっています

日常生活動作の積み重ねと、ビジョントレーニング・感覚統合的視点

お子さんが靴をはく、スプーンで食事をする、服のボタンをとめる——そんなあたりまえの日常の動作を、ご家庭で一緒に取り組んでいることはありませんか?
実は、その過程こそが、ビジョントレーニングや感覚統合的視点からのアプローチと同じ働きをしています。

日常生活動作・身辺自立動作の積み重ね 着替え、食事、歯みがき、整理整頓、外出… ひとつひとつの「できた」が土台になる ビジョントレーニング 目と脳の協調を育てる 目でものを追いながら手を動かす 形・距離・奥行きを見きわめる 文字や絵を目で正しくとらえる 手と目を合わせてボタンをはめる 感覚統合的視点 感覚の整理と身体の使い方を育てる 触る・さわられる感覚を整える バランスや体の位置を感じとる 力加減・動きのコントロール 靴をはく・スプーンで食べる この2つは「特別なトレーニング」ではなく、毎日の生活動作そのものの中にある

ビジョントレーニングとは?

「ビジョン」というと視力のことと思われがちですが、ここで大切なのは「目と脳と手が連携して動く力」です。

たとえば——

  • 食事のときお箸でおかずをつかもうとするとき、目でものを見ながら手を正確に動かしています
  • 片付けのとき服をたたもうとするとき、形や向きを目で判断しながら両手を合わせています
  • 書くとき文字を書くとき、線の位置・長さ・バランスを目で確かめながら鉛筆を動かしています

これらは、当教室で行うビジョントレーニングと、脳に届く刺激の種類としては同じです。日常生活の中で繰り返し経験することで、目と脳と手のつながりが少しずつ育っていきます。

感覚統合的視点とは?

感覚統合的視点とは、触覚・固有覚(自分の体の動きや力加減を感じる感覚)・前庭覚(バランス感覚)などさまざまな感覚を脳の中でうまく整理し、行動へとつなげる力に着目した考え方です。

日常の動作に当てはめてみると——

  • 靴をはくときかかとを踏まないようにはく → 足の感触とバランスを統合する練習
  • 食事のときスプーンですくって口へ運ぶ → 力加減・目・腕の感覚を同時に使う練習
  • 着替えのとき袖に腕を通す → 体の位置感覚と手の動きを合わせる練習

ビジョントレーニングで育つ力

  • 眼球のコントロール
  • 目と手の協調
  • 視空間認知
  • 集中して見る力

感覚統合的視点で育つ力

  • 触覚・固有覚・前庭覚の整理
  • 力加減のコントロール
  • バランス感覚
  • 行動の組み立て

当教室での活動は、こうした力を引き出すことを目指す場です。しかし土台となる感覚の経験は、毎日の生活の中でこそ積み上がっていきます。

「特別なトレーニングの時間」だけが支援ではありません

保護者の方が「何かもっとやってあげなければ」と感じることがあるかもしれません。でも、毎日の食事の準備をいっしょにする、外出前に自分で荷物を準備させる、洗濯物をたたむ手伝いをしてもらう——こうした積み重ねが、脳と体の発達を着実に支えています。

当教室での活動は、この日常の力をより効果的に伸ばすための「加速装置」です。日々の生活を大切に続けながら、療育と組み合わせることで、お子さんの力はより豊かに育っていきます。

日常生活動作・身辺自立動作を習得していく過程こそが、ビジョントレーニングであり、感覚統合的視点からのアプローチそのものなのです。

焦らなくて大丈夫です。

今日、一緒に靴をはいたこと。

スプーンで食べる練習をしたこと。

それもれっきとした支援です。

子育て・療育のヒント|日常生活動作と発達支援

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