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感情はいろんなことを教えてくれる/トークセラピー

トークセラピーやカウンセリングでは、なによりもあなたの感情を大切にします。それは、どんな感情であってもです。感情は尊いものです。それは、感情には私たちの生存や社会的なつながり、自己理解を支える重要な機能があるからです。カウンセラーとの対話を通じて、いろんな感情を探索し、感情に伴うことば(思考や記憶)と出逢ったり、感覚に触れることができます。その感情は、多くの恩恵をもたらしてくれます。ネガティブな感情、力強い感情は、時に私たちを困惑させますが、感情には私たちに恩恵をもたらす働きをしてくれます。


1. 警告・適応の機能

  • 感情は、環境や状況に対する適切な反応を促す「警告システム」の役割を果たします。例えば、「不安」はこれから起こりえる危険を素早く察知して、それを避ける行動を促します。また、「怒り」は脅威を与える相手から身を守ることや他者との境界線を引くためのエネルギーを私たちに提供してくれます。

2. 動機づけの機能

  • 感情は、行動を促進するエネルギー源です。「喜び」はもっと繰り返したい、この状況を持続したいという動機を生みます。「悲しみ」は、そんな自分を癒すためのサポートを他者に求める、誰かとつながり癒されるための行動につながります。 感情が行動を動機づけることで、目標達成や自己成長を促進し、より充実した生活を送る手助けとなります。

3. コミュニケーション機能

  • 感情は、自分の内面がどのような状態であるかを教えてくれます。さらに、他者に自分の内面の状態を伝える役割を果たします。悲しみを表現することで、他者からその「つらさ」に共感されて孤独を癒される、また、そうした支援を他者から得ることができます。また、他者の感情を察知することで、相手への配慮したり、より適切な関わり方を選択できます。 感情による表現や共感を通じて、人間関係の深まりや社会的な絆の強化が可能になります。

4. 意思決定支援機能

  • 感情は、選択や意思決定の際に直感的なガイドとして働きます。たとえば、「好感」を抱く感情が特定の選択肢を前向きに評価する手助けをし、反対に、「不快感」はリスクを回避するよう促します。だから、「相手に不快感など持ってはいけない」といった価値観が、自分にとって必要な選択を鈍らせるといったことにもつながる可能性があります。自分の素直な感情を正直に受け入れ、吟味することで複雑な状況でも迅速かつ効果的な意思決定が可能となり、自分のための意思決定を優先することができます。


5. 自己理解とアイデンティティの形成

  • 感情は、自分が何を大切にし、どのような価値観を持っているのかを知る手がかりとなり、それらの積み重ねによって自分がどんな人間なのか自己イメージを作りあげる手助けをしてくれます。たとえば、喜びや怒り、葛藤を抱える難しい場面で、自分にとって何が重要か、何を大切にする必要があるのか、自分自身についての理解を深めてくれます。感情を通じて自己理解が深まることで、自分らしい生き方を選択し、より充実した人生を築くことができます。

7. 社会的調整機能

  • 感情は、社会的ルールや他者との調和を学ぶための指針となります。たとえば、罪悪感や恥の感情は、自分の行動を振り返り、修正するためのきっかけとなります。 感情が社会的な規範に適応する力を高め、他者と円滑に協力し合うための基盤を築きます。

トークセラピー、感情から得られる多くのめぐみ!

トークセラピーでは、さまざまな感情と出逢います。その感情が私たちの生存を助けるだけでなく、自己成長や社会的なつながりを強化し、人生を豊かにする役割を担っていることに気づけます。また、感情を通じて深く自分自身を理解することが、これから自分がどうありたいのか、どんな変化を生み出す必要があるのか、「私はこれからこうしよう!」と意思決定するにつながります。だから、感情を無視したり抑え込むのではなく、ゆっくり、じっくり自分の感情と適切に向き合うことで、感情は私たちにとって強力な味方となります。トークセラピーを通じて自分の感情に気づき、その感情を受け入れ、それを生活に活かすことで、より健康的で満たされた人生を送る。トークセラピーをはそんな営みです。

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