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自分も相手も大切にする、アサーティブ・コミュニケーション

🌷自分の気持ちを大切にしながら、相手ともいい関係を築くために🌷

私もOK、あなたもOKな、コミュニケーションが人間関係を円滑にします。

―― アサーティブ・コミュニケーションのすすめ ――

家族との会話や、ママ友との付き合いの中で、

「本当はイヤだったけど、言えなかった」

「強く言いすぎて、あとで後悔した」

そんな経験、ありませんか?

アサーティブ・コミュニケーションとは、「自分の気持ちや考えを素直に、でも相手を尊重しながら伝える」方法です。

“ガマンしすぎず、攻撃もしない”――ちょうどよい伝え方を身につけることができると、心が軽くなります。

たとえば、

子どもが夜遅くまで起きている時

🙅‍♀️「あなたたち寝る気ないでしょ!どういうつもり、こんな時間まで起きてるの!」

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😊アサーティブな言い方:「私は明日も朝早いし忙しいの。だから、早く寝て欲しいなと思っているんだ。私も、あなたも、早く寝られるとすっきり明日の朝起きれて気持ちがいいよね!」

夫が家事を手伝わない時

🙅‍♀️「いつも私ばっかりが家事してる!」

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😊アサーティブな言い方:「私ね、家事だけじゃなく、いろいろ忙しくて。あなたに少し手伝ってもらえるとすごく助かるんだけど、お願いしてもいい?」

ママ友とのグループでの約束事

🙅‍♀️「あなたいつも遅れて来るわね!私たちが平気だと思っているんでしょ!」

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😊アサーティブな言い方:「私、約束した時間に来てもらえないと、心配になっちゃう。毎回少し遅れるくるのは寂しい。もし可能なら、もう少し早めに来てもらえると嬉しいな。」

アサーティブ・コミュニケーションを身につけるための「DESC法」

DESC法は、アサーティブ・コミュニケーションを実践するためのシンプルで効果的な方法です。これを使うと、感情的にならずに自分の意見や気持ちを伝えることができます。

D:Describe(事実を説明する)

まず、相手がしたことや状況について、客観的な事実を伝えます。感情や評価を入れず、事実のみを述べます。

例:「約束の時間から、10分立っているよ。」

E:Express(感情を表現する)

次に、その事実について自分がどう感じたかを伝えます。自分の感情を表現することで、相手に伝わりやすくなります。

例:「私たち、あなたに何かあったんじゃないかと心配して待っていた。待たされることが多いのは、私は少し寂しくて、残念な気持ちになる。次の予定に間に合うかハラハラしちゃう。」

S:Specify(具体的な要求を伝える)

次に、相手にどんな行動をしてほしいのか、具体的にお願いしましょう。

例:「次回は少し早めに来てもらえると助かる。」

C:Consequences(結果を伝える)

最後に、その要求が守られた場合の良い結果、または守られなかった場合の結果を伝えます。

例:「そうすれば、もっとあなたとたくさんお話しができるし、時間を有効に楽しい時間を過ごせる。」

Iメッセージによるコミュニケーション、という方法も

アサーティブ・コミュニケーションの中でも、Iメッセージはとても効果的な方法です。Iメッセージは、自分の感情やニーズを相手に伝えるときに使う「自分の視点」からのメッセージです。

Iメッセージの特徴は、相手を責めるのではなく、自分がどう感じているかに焦点を当てて伝えることです。これにより、相手は防御的にならずに、あなたの気持ちに共感しやすくなります。

Iメッセージの使い方

Iメッセージは次の3つのステップで構成されます:

「私」+自分の感情を表現

自分がどう感じているかを「私は~と感じる」という形で伝えます。

例:「私はあなたが遅れてきたとき、少しイライラした。」

「何が」+状況や行動について説明

相手の行動や状況について、感情を引き起こした出来事を説明します。

例:「あなたが予定通りに来なかったから。」

「そのために」+自分が望むことや必要なことを伝える

最後に、相手にどんな行動をしてほしいのか、あなたの望む結果を伝えます。

例:「次回からは時間通りに来てくれると、私はもっと安心できると思う。」

Iメッセージの例

例1(子どもに対して)

🙅‍♀️「またおもちゃを片付けないで遊んでるの!どうしてできないの?」

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😊Iメッセージ:「私はおもちゃが散らかっていると、家の中が乱雑で落ち着かないと感じるんだ。だから、遊んだ後は片付けてほしいな。」

例2(夫に対して)

🙅‍♀️「あなたはいつも食器を片付けない!」

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😊Iメッセージ:「私は食器がそのままだと、家事が終わらない気がしてストレスを感じるんだ。次回からは食器を片付けてもらえると嬉しいな。」

なぜアサーティブ・コミュニケーションが大切なのか?

アサーティブ・コミュニケーションやIメッセージを実践することで、自分の意見や感情を適切に伝え、相手を尊重しながらコミュニケーションができるようになります。これにより、ストレスが減り、対人関係が円滑になります。

また、自分の気持ちを素直に伝えることは、自己肯定感を高めることにも繋がります。子育てや夫婦関係など、家庭内でのコミュニケーションにおいても、アサーティブな態度を持つことで、互いに気持ちよく過ごせるようになるでしょう。

アサーティブ・コミュニケーションとIメッセージを実践して、より良い人間関係を築いていきましょう!

どんな小さなことからでも、できるだけ自分の気持ちを大切にしながら伝えてみてくださいね。🌸

当相談室では、アサーティブ・コミュニケーションに焦点を当てたカウンセリングも行っています。人間関係にもうちょっと自分でできそうなことに挑戦してみたい!どうぞお気軽に当相談室にご相談ください。

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