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「助けて」が、大切な自分を守る

困っているとき、「助けて」と言えることはとても大切です。けれど、実際にはそれができずに、一人で苦しみを抱えてしまう人が少なくありません。そこにはいくつかの心理的な要因が関係しています。

たとえば、幼いころから「弱音を吐いてはいけない」「自分でなんとかしなさい」と育てられた人は、助けを求めることに「恥」や「弱さ」のイメージを持ちやすくなります。また、過去に誰かに相談して否定された経験があると、「どうせ誰もわかってくれない」という思いが心に根づいてしまうこともあります。

さらに、自分の気持ちに気づくことそのものが難しい人もいます。心がつらくても、「なんとなく元気が出ない」としか表現できず、助けを求めるきっかけをつかめないのです。

こうした心理的傾向は、防衛反応として無意識のうちに働いていることもあります。でも、どんな心にも「誰かとつながりたい」という願いがあるはずです。その声に耳を澄ませることが、回復の一歩になるかもしれません。

カウンセリングでは、困りごとの解決だけでなく、こうした自分の内にある心理的傾向にも気づき、そこから少しずつ自分を変えていくための足がかりを作ることができます。「気づくこと」から始まる小さな変化が、やがて大きな前進につながっていきます。

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